約1,300年前に天智天皇の勅願で建てられ、役小角の開山と伝えられる古刹「石光寺」では、4月中旬ごろから360種2,000株の春ぼたんが見頃を迎えます。
石光寺のぼたんは今から1,000年以上前、根を薬にするための薬種ぼたんを植えたのが始まりと伝えられています。
戦前から「ぼたん寺」として知られていましたが、第二次世界大戦中に軍の施設として使われたために庭園が荒らされ、株を檀家の畑に移すも、混乱の中で貴重な品種が失われました。
戦後、先代住職が残った木から苗を増やすことを始め、各地のぼたん園を訪ねて栽培方法を研究するなど試行錯誤を繰り返し、40年の時を経て復興、そして現在に至るそうです。
ぼたんの歴史は古く、なかでも関西ぼたんといわれる、昭和天皇の即位を記念して京都御所の門や建物の名が付けられた銘花が境内に咲き続けています。
品種豊富なぼたんの他にも藤、利休梅、常葉万作、石楠花などの花木が彩りを添え、訪れる時期ごとに様々な風景を楽しむことができます。
ぼたんは強い日差しと気温が上がる時間帯は花が崩れやすいため、晴れた日は午前中の鑑賞がおすすめ。開花情報はインスタグラムやホームページで随時更新されます。
また、阿弥陀如来とぼたんの見開き御朱印の授与や、平成3年(1991)に出土した日本最古の石仏「白鳳弥勒石仏」を安置する弥勒堂の特別開帳(5月14日まで)も行われているので合わせてご拝観ください。
【施設情報】
◎住所:奈良県葛城市染野387
◎拝観時間(春季):8:00~17:00
◎拝観料:大人400円、小学生200円
◎駐車場:あり(寺門前7台、第2駐車場30台)
◎アクセス:近鉄二上神社口駅から徒歩約15分
https://sekkouji.or.jp/